
歯をキレイにする施術と言えば、ほとんどの方が真っ先にホワイトニングをイメージするかと思います。
また歯科クリニックでは、ホワイトニングにもクリーニングという歯をキレイにする施術を取り扱っています。
では、ホワイトニングとクリーニングは一体どこが違うのでしょうか?
今回はこちらの点を解説します。
治療目的
ホワイトニングとクリーニングの大きな違いとして、まず治療目的が挙げられます。
ホワイトニングは、専用のホワイトニング剤を塗布し、歯を白くする施術です。
こちらの治療目的は歯の見た目をキレイにすることであり、審美歯科治療の一つとして提供されています。
一方、クリーニングは主に歯や歯茎周辺に付着したプラーク、歯石などを除去するための治療です。
ホワイトニングとは違い、虫歯や歯周病などの口腔疾患を予防することを目的としています。
つまりホワイトニングが審美歯科治療であるのに対し、クリーニングは予防歯科治療に該当するということです。
費用相場
ホワイトニングとクリーニングとでは、費用相場も異なります。
基本的に、クリーニングよりもホワイトニングの方が費用は高くなります。
なぜなら、ホワイトニングは原則自由診療だからです。
オフィスホワイトニングの場合は1回の施術につき15,000~40,000円程度、ホームホワイトニングは15,000~35,000円程度が相場です。
一方クリーニングは保険診療であるため、初診時でも3,500円程度しかかかりません。
ちなみにホワイトニングのみ自由診療なのは、審美歯科治療に該当することが理由
です。
保険はあくまで歯の健康や予防に関する歯科治療に適用されるもので、ホワイトニングなどの歯をキレイにする治療は適用されません。
通院頻度
ホワイトニングとクリーニングの違いとしては、通院頻度も挙げられます。
歯科クリニックで施術を受けるオフィスホワイトニングの場合、1年目は3ヶ月に1回程度、2年目以降は年1~2回のペースでメンテナンスを行う必要があります。
これに対しクリーニングは、基本的にずっと3ヶ月に1回のペースで通院することが望ましいです。
患者さんの口内環境によっては通院頻度が変わりますが、それでもクリーニングは数ヶ月に1回必ず受けるべきです。
まとめ
ホワイトニングとクリーニングは似て非なる施術ですが、ホワイトニングを受ける場合は、基本的にクリーニングも行います。
ホワイトニングの施術前にクリーニングを受け、プラークなどを除去することで、ホワイトニングの効果はより高くなります。
また虫歯や歯周病があるとホワイトニングは原則受けられないため、これらを予防するためにもクリーニングは必須です。