なぜ、精密機器を導入するのかと聞かれることがよくあります。 そんなものがなくとも、治療は出来ると他の先生方からも言われることもあります。 確かに、一般の方からすると顕微鏡を用いて精密に行なった治療と裸眼で行なった治療の差はわからないと思います。 しかも、精密にやると時間がかかってしまったり通院回数が増えたりしてしまうこともあります。 しかし、当院のコンセプトでもある「歯の悩みのない人生」を実現するためには、目に見えない部分にこだわる必要もあると考えています。 10年先、20年先を見据えた治療を行うためには精密機器はなくてはならないものとなります。
主な精密機器の使用法をご説明いたします。
①マイクロスコープ
最大80倍まで拡大することで、裸眼では絶対に見つけることができない細かい段差や穴を発見することができます。
また、当院のマイクロスコープは術者が見るだけではなく撮影も可能なので、治療後の説明としても使うことが可能です。
みなさん、ご自身の歯の治療途中の状態も見られるとのことで安心して治療に望んでいただけています。
②拡大鏡
細かい部分を見る必要がないときでも、拡大鏡を使用することにより細部の見逃しがないように日常的に使用しています。
歯の角度を確認しながら、治療ができるので被せ物や詰め物を型取りする前などに使用しています。
③CT
CTを用いることで3次元的な骨の状態や歯の内部の状態が把握できます。インプラントの手術をする前であったり、根の治療の際に用います。
もちろん、2次元のレントゲンも様々な情報を教えてくれるため、CTだけで全てのことがわかるわけではありませんが、事前に3次元的なイメージを持つことで安心安全な治療が可能となります。
④セファログラム
当院の矯正治療では術前にセファログラムを撮影し、骨格的な診断も行います。
矯正治療では、ただ歯を並べるだけではなく骨格的な部分にもアプローチしていくことで機能的にも美しい矯正治療が可能となります。
⑤オーラルスキャナー
当院ではデジタルでの型取りを行えるようにオーラルスキャナーを完備しております。型取りをする際の気持ち悪さもなく患者さまからも好評です。
型取りをした際の精度も良好なため、出来上がってきた被せ物も調整があまり必要なく、患者さまの負担も軽減できます。