歯槽膿漏というのは重度の歯周病のことで、歯茎の炎症が悪化して膿がたまり、出血しているような状態です。
歯槽膿漏になるまで悪化してしまうと治療を始めても時間がかかるため、治療と続けていても本当に治るのか疑問に思う人もいるでしょう。
歯槽膿漏は治療をすれば治るのか、解説します。
歯槽膿漏は治療が可能?
歯槽膿漏というのは重度の歯周病のことで、適切な治療と予防を継続していれば病状を改善し、進行を抑えることが可能です。
しかし、完全に元の状態に戻すことは難しい場合もあるため、必ずしも完治するとは限りません。
歯槽膿漏の治療と改善の方法としては、軽度であれば正しい歯磨きや歯科医院でのクリーニングで、症状を改善できる可能性があるでしょう。
しかし、進行している場合は歯周ポケット内の歯石除去を行い、必要に応じて外科手術や再生療法などが必要になる場合があります。
歯を支える骨が大きく失われている重度の場合、完全に元通りにすることは難しいですが、症状を緩和して進行を遅らせることは可能です。
歯槽膿漏を予防するには
歯槽膿漏を予防して再発を防止するには、まず毎日歯磨きを丁寧に行ってプラークをしっかり除去する必要があります。
3~6ヶ月に一度を目安として歯科医院で定期的に歯科検診を受け、プロによるクリーニングを受けるようにするといいでしょう。
喫煙や不規則な生活習慣は歯周病を悪化させる原因になるため、生活習慣を見直して改善することが求められます。
歯槽膿漏と診断された場合は、症状が進行する前に歯科医院を受診して、適切な治療を受けることが重要です。
治療方法や費用、治療期間については歯科医師とよく相談して、納得したうえで治療を受けましょう。
歯槽膿漏、および前段階の歯周病は、早期発見・早期治療が大切なので、気になる症状がある場合は早めに歯科医院を受診するべきです。
歯周病は症状が軽いほど完治するまでの期間が短くなり、完全に元の状態に戻りやすいため、できれば自覚症状がない段階で発見して治療を始めましょう。
まとめ
歯槽膿漏は重度の歯周病のことで、歯茎に膿が溜まってぶよぶよしていて、刺激を与えると出血してくるほど悪化している状態です。
歯槽膿漏になった場合でも治療することは可能で完治も望めますが、完全に元の状態へと戻すのは難しいケースもあります。
歯槽膿漏を予防するには、毎日きちんと歯を磨いて定期的に歯科検診を受けてクリーニングを受け、生活習慣を見直す必要があるでしょう。