歯の間に溜まった汚れは歯ブラシでは届かないこともあるため、デンタルフロスを使用して汚れを落とした方が良いでしょう。
しかし、デンタルフロスを使用していると歯茎から出血してしまうこともあるため、原因がわからなければ不安に思うでしょう。
デンタルフロスで出血する原因と対策について、解説します。
出血の原因は?
デンタルフロスを使用したときに出血するのは、歯周ポケットの炎症やフロスの使い方が不適切という可能性があるでしょう。
炎症は歯垢の蓄積による細菌の増殖が原因で起こることが多く、フロスが当たると出血しやすくなります。
また、フロスを強く押し当てすぎたり、不慣れなために歯茎を傷つけてしまったりすることも出血の原因になるのです。
また、コラーゲンの生成や血液凝固にはビタミンCやKが関与していて、不足すると出血しやすくなることがあります。
出血を防ぐには?
出血を防ぐには、まず正しいフロスの使い方を学ぶことが大切で、歯と歯の間を丁寧に清掃して歯茎に優しく当てるようにすることが大切です。
出血が続く場合は歯茎に問題があるかもしれないので、歯科医師に相談して適切な処置やアドバイスを受けましょう。
炎症がひどい場合は、歯科医院で適切な治療を受けることで改善される可能性があるのです。
ビタミンCやKを多く含む食品を摂取することも大切なので、柑橘類、イチゴ、ブロッコリー、ホウレンソウなどを積極的に摂取しましょう。
デンタルフロスの正しい使い方は、フロスを約30cm取って両手中指に巻き付け、親指と人差し指でつまんで歯と歯の間に入れるのです。
フロスを歯に巻き付けるようにして歯の側面を上下に数回動かしながら歯茎に軽く当て、優しく動かします。
フロスをゆっくりと引き抜いて、他の歯の間も同様に清掃していくのですが、出血が続く場合は歯科医師に相談して歯周病や歯肉炎の治療を受けることが大切です。
フロスの使い方を歯科衛生士に確認してもらって正しい使い方を学ぶことも必要であり、出血の原因を特定するためには歯科医師による診察を受けましょう。
まとめ
歯の間の汚れを落とすためにはデンタルフロスを使用する必要があるのですが、歯茎に当たると出血してしまう可能性があるのです。
出血する原因には歯茎の炎症や強く押し付けすぎたことなどがあり、ビタミンが不足して血液が凝固しづらくなったことが原因となることもあります。
対策としては炎症の治療やビタミンの摂取などがあり、フロスの正しい使い方もきちんと覚えておくといいでしょう。