八重歯は日本ではチャームポイントになるのですが、ヨーロッパなどでは吸血鬼を想起させるため嫌がられることがあるのです。
不正咬合の一種である八重歯は放置していると様々なリスクがあるため、なるべく早く矯正治療を受けたほうがいいでしょう。
八重歯を放置しているとどのようなリスクがあるのか、解説します。
八重歯を放置しているリスクは?
八重歯を放置すると、見た目の問題だけでなく虫歯や歯周病のリスクや口内炎、咀嚼機能の低下、顎関節症などの健康リスクが高まるでしょう。
八重歯は歯並びが不規則なため歯ブラシが届きにくく、プラークや食べかすが溜まりやすい状態になります。
歯にプラークや食べかすなどが溜まっていると、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうのです。
八重歯になっていると、歯が唇に擦れることが多く口内炎ができやすくなることがあります。
八重歯は噛み合わせが悪く食べ物をしっかり噛み砕くことが難しくなるため、咀嚼機能が低下することがあるのです。
噛み合わせの悪さから顎関節に負担がかかってしまうため、顎関節症を引き起こすリスクもあります。
顎関節症が進行すると首や肩の筋肉に影響が出て、肩こりや頭痛の原因になることもあるのです。
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八重歯をコンプレックスに感じている人は人前で笑うことに抵抗を感じるため、自己肯定感が低下してしまうかもしれません。
八重歯の矯正治療の方法は?
八重歯に悩んでいる場合は、矯正治療によって八重歯だけではなく歯並び全体を改善することができるのです。
矯正治療によって歯並びが整い、噛み合わせが良くなることで八重歯のリスクを軽減することができます。
八重歯の治療方法としては、金属のブラケットとワイヤーを使って歯を動かす一般的な矯正方法であるワイヤー矯正が代表的です。
透明なマウスピースを装着して歯を動かす方法であるマウスピース矯正は、目立ちにくいというメリットがあります。
セラミックの人工歯を装着して歯並びを整えるセラミック矯正という方法もあり、顎の骨格に問題がある場合は外科手術が必要になることがあるのです。
八重歯でお悩みの方は歯科医院に相談し、矯正治療など適切な治療を受けることをおすすめします。
まとめ
八重歯は歯並びが不規則になっている不正咬合の一種で、歯ブラシが届きにくいせいで歯にプラークや食べかすなどが溜まり、虫歯のリスクが高まってしまうのです。
口内炎ができやすくなって咀嚼機能も低下し、顎に負担がかかりやすいため顎関節症のリスクも高くなってしまいます。
八重歯は矯正治療によって治療することができるため、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯並びを整えるのがおすすめです。