虫歯や歯周病、顎関節の治療などを歯科医院で受けた際、治療が長いと感じることがあるかもしれません。
歯科治療は一度で終わることが少なく、基本的に複数回通院する必要があります。
場合によっては年単位で時間がかかるのです。
歯科治療が長いと思われてしまうのはなぜか、解説します。
歯科治療はなぜ長く感じるの?
歯科治療を受けたときに、治療がなかなか終わらず長いと感じることがあるかもしれません。
長く感じる主な理由が、治療の性質と心理的な側面です。
治療の性質というのは、保険診療のことです。
保険診療は、一度にできる治療の時間や工程などに制限があります。
そのため、治療の内容によっては、複数回に分けざるを得ないことがあるのです。
たとえば虫歯は、進行度合いによっては簡単には治療できず、神経を処置するための根管治療などは、終了するまで複数回の通院が必要になります。
また、歯を削った後に装着する詰め物や被せ物などを作製するには型取り、作製、装着という複数の工程が必要です。
特に、作製は外部の技工所に依頼すると時間がかかってしまいます。
心理的な側面に基づく理由
歯科治療が長く感じるのは、患者様の心理的な側面が理由となっているケースもあるでしょう。
歯医者に対して痛い、怖いといったイメージを持っていると、恐怖心や不安感によって緊張状態となります。
治療中の痛みや音などが不安をかき立てると、時間経過の感覚が歪み、長く感じてしまうでしょう。
治療中の疲労感も、長く感じる理由です。
ただでさえ緊張しているところに、ずっと口を開けた状態で過ごすため、顎が疲れて実際よりも長く感じてしまうかもしれません。
また、歯科医院では複数人の治療を並行して行うことが多いため、予約をしていても待ち時間が発生することが珍しくありません。
このことも、治療に時間がかかると感じる理由の1つです。
さらに、歯科医師から十分な説明がされないまま治療を受けていると、いつまで続くのか終わりが見えず不安になり、治療に時間がかかっているように感じるでしょう。
特に、自覚症状がない初期の虫歯治療などの場合、治療の必要性を十分に理解していないと、通院が億劫になって治療期間が長く感じられます。
このように、さまざまな心理的要因が絡み合うことで、「歯科治療は長い」という印象を与えてしまうのです。
治療に対し不安がある場合には、遠慮せず担当の歯科医師に相談してください。
まとめ
歯科治療が長く感じる原因は、治療の性質と心理的な要因の2つに大別することができます。
治療の性質とは、主に保険診療の制限と治療工程のことです。
保険診療には制限があるため一度に治療を終えるのは難しく、詰め物や被せ物の作製にはいくつかの工程があるため一日では終わりません。
心理的な要因には、主に歯科治療に対する恐怖心や不安感が挙げられます。
十分な説明を受けないまま治療を受けていると特に強くなるでしょう。