虫歯の治療をした際、以前は被せ物や詰め物として、大抵の場合は銀歯を装着していました。
そのため、今もつけている人は多いでしょう。
銀歯の治療を受けてからかなりの時間が経っているケースも少なくありません。
そこで気になるのが、銀歯に寿命はあるのか、ということです。
銀歯に寿命があるのか、ある場合にはどのくらいなのか、解説します。
銀歯に寿命はある?
虫歯の治療をして歯を削ったときは、削った部分を補うために、被せ物や詰め物などの補綴物を装着します。
補綴物はさまざま素材で作られますが、特に銀歯を選んだ人は多いでしょう。
銀歯は純粋な銀ではなく金銀パラジウム合金という金属でできています。
パラジウム合金は50%前後が銀で、パラジウムと銅がそれぞれ20%前後、金が12%、残りがインジウムでできているのです。
金属であることから強度が高いのはもちろんですが、加工しやすのも特長です。
そして何より保険が適用されるため、安価で治療を受けられることが最大のメリットといえるでしょう。
しかし、銀歯の強度がどんなに高くても、いつまでも使用できるわけではありません。
なぜなら、銀歯には寿命があり、一般的には詰め物であれば約5年、被せ物やブリッジであれば5~7年ほどといわれています。
銀歯が寿命を迎える原因としてまず挙げられるのが、劣化による破損です。
また、銀歯に使用する接着剤の劣化が原因となることがあります。
銀歯を固定するための接着剤として使用するのはセメントです。
セメントは時間が経つと溶解するため、銀歯が外れてしまいます。
寿命を過ぎた銀歯を着けたままだと、内部に虫歯の原因菌が侵入し、虫歯が再発するでしょう。
銀歯の中で虫歯が進行した場合は見ただけではわかりません。
神経を除去していると痛みを感じないまま悪化していき、最悪の場合は抜歯が必要になるでしょう。
銀歯を長持ちさせるには?
銀歯が寿命を迎えた兆候として、銀歯が外れる・欠ける、冷たいものがしみるようになる、周囲の歯茎の腫れや黒ずみ、口臭などが挙げられます。
なるべく長く使用できるようにするためにも、毎日正しい方法で歯磨きをするのはもちろん、定期検診にも通いましょう。
3~6カ月おきに検診を受けて適合性をチェックしてもらうことで、銀歯の劣化を防ぎ、長く使えるようになります。
なお、近年銀歯から切り替える人が増えているセラミックの被せ物であれば、銀歯よりも寿命が長く、見た目も天然歯に近いためおすすめです。
まとめ
銀歯は保険が適用される補綴物であることから、多くの人が虫歯治療の際に選んでいます。
しかし、銀歯には寿命があるため、いつまでも使えるわけではありません。
銀歯の寿命はおおよそ5~7年です。
寿命を迎える原因となるのは、金属の寿命や接着剤の溶解などで、放置していると内部に虫歯の原因菌が侵入し、虫歯が再発してしまいます。
銀歯を長く使うためにも、3~6カ月おきに定期検診を受けて適合性をチェックしてください。