前歯の間に隙間がある「すきっ歯」は、ふとした瞬間に視線が集まりやすく、顔の印象を大きく左右するため意外と目立ってしまうものです。
では、この見た目を改善して隙間を埋めるには、一体どのような治療方法があるのでしょうか?
今回は歯の隙間を埋めるための主な治療方法を分かりやすく説明します。
歯の隙間を埋める治療
本来、歯の間にはわずかな隙間しかありませんが、すきっ歯になるとその隙間が広がって目立ってしまいます。
この隙間を埋めるには、いくつかの選択肢の中から自身の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
最短1回から数回で完了する歯をほぼ削らない治療から、根本的な歯並びを整える矯正治療まで幅広く揃っています。
予算や期間、歯を削る量に応じて最適な方法をじっくり選んでいきましょう。
主な治療法を比較してみましょう。
手軽に治療したい方におすすめなのが、「ダイレクトボンディング」です。
この治療法では白い「コンポジットレジン」という素材を直接歯に盛り付けて隙間を埋めるため、歯をほぼ削らずに済みます。
約40~60分の治療を1回受けるだけで完了し、費用は1本につき2~5万円が目安です。
見た目をより重視する場合は、「ラミネートベニア」という治療法もあります。
この方法では歯の表面を薄く削り、薄いセラミックの板を貼り付けるため、変色しにくく自然で美しい仕上がりを手に入れられるのが強みです。
なお、費用の目安は1本あたり10~15万円となります。
さらに、重度のすきっ歯や歯の形そのものが気になる場合は、「セラミッククラウン」という選択肢があります。
歯を全体的に削ってセラミックの被せ物をするため、形や色、生えている角度まで理想通りに変えられるのが特徴です。
費用は1本につき8~20万円ほどが目安となります。
また、根本的な解決策として、歯を動かす「歯列矯正」もあります。
時間はかかりますが、健康な歯を削らずに噛み合わせまで改善できるのが大きなメリットです。
期間は半年から3年ほど、治療費は30万円~160万円と症例や装置によって異なります。
治療方法を選ぶポイント
すきっ歯の治療は、優先する内容によって最適な選択肢が変わるため、まずは最重視するものを明確にしましょう。
もしもスピード重視でなるべく早く治したい場合には、1回で完了するダイレクトボンディングが最適です。
一方、治療直後のきれいな状態を長期にわたって保ちたいのであれば、ラミネートベニアが向いているでしょう。
また、根本から歯並びを改善したい方や、歯を削りたくない方には矯正治療が最適です。
すきっ歯の治療は保険が適用されるケースが非常に限定的で、ほとんどの場合は全額自己負担となります。
そのため、事前に総額や支払い方法をしっかりと確認しておくことが重要です。
まとめ
すきっ歯の治療には、ダイレクトボンディング、ラミネートベニア、セラミッククラウン、矯正治療などの選択肢があります。
方法によってかかる期間や治療費などに大きな違いがあり、最も時間と費用がかかるのが歯列矯正、手軽で費用を抑えやすいのがダイレクトボンディングです。
選択の際は、治療期間や治療費、仕上がりなどの中で何を重視するかがポイントとなります。