
ホワイトニングの施術を受けた後、何かが痛むという方はあまりいません。
しかし、ごくまれに唇が腫れたという方や火傷のような症状が出たという方もいます。
なぜホワイトニングの施術でダメージを受けてしまうのでしょうか?
ホワイトニングで唇が腫れたり、火傷を負ったりする理由を解説します。
施術後すぐにダメージが現れる原因は?
歯を白くするためにホワイトニングの施術を受けた人の中には、施術の後で唇が腫れたり、火傷のようにひりひりと痛んだりするケースがまれにあります。
歯科医院で施術を受ける場合、薬剤から唇を保護するためにクリームを塗ってから施術を始めます。
しかし、過酸化水素という高い効果のある薬剤を使用するため、クリームを塗っても炎症が起こる可能性があるのです。
また、薬剤が唇に付着したまま光を照射すると、歯だけではなく唇の上でも反応が起こり、唇が火傷したようになることもあります。
ホワイトニングの施術を受けている最中に唇が痛くなってしまったりひりひりしたりした場合には、我慢せずすぐに申し出ましょう。
また、施術を受けた後で痛みが生じたという場合も、必ず歯科医院に相談して原因を確認してください。
薬剤が原因ではなく、光線アレルギーのため唇にホワイトニングで使用する光が当たったことで腫れてしまったり、火傷したりするというケースもあるからです。
また、ヘルペスになったことがあるという人は、ホワイトニングを受けたときの刺激によって再発することがあります。
時間が経ってからダメージが現れる原因は?
施術を受けてすぐではなく、時間が経ってから唇が腫れたり火傷をしたりしたという場合は、原因が異なる可能性が高いでしょう。
原因としてまず考えられるのが、未重合(固まりきっていない)のレジンが原因となってアレルギーや過敏反応が起こったというケースです。
ホワイトニングの中でも過酸化水素をするオフィスホワイトニングでは、歯肉を保護するためにレジン系の保護剤を使用します。
レジンは固まる際に収縮し、発熱するため火傷する可能性があります。
その場合にはすぐに火傷をしてしまうでしょう。
すぐではなく時間が経ってから起きた場合には、火傷ではなくアレルギー反応であると考えられます。
もしアレルギー反応だった場合には、今後もレジンを使用するたびに同様の反応が起こると考えられるので、別のものを使用した方がいいでしょう。
また、できれば内科を受診して本当にレジンが原因なのか、もしくは別に原因があるのかを確認することをおすすめします。
受診する際は歯科医からの紹介状を用意して、アレルギーの原因と思われるレジンを持参してください。
まとめ
ホワイトニングを受けた後に痛みがあるという人は時々いますが、ごくまれに唇が腫れたり、火傷したりする人もいます。
唇が腫れたり火傷したりしたのが施術を受けた直後の場合には、ホワイトニングで使用する薬剤が唇に付着してしまった可能性があります。
しかし、施術後しばらくしてからダメージがあった場合は、アレルギー反応の可能性もあるため、内科を受診した方がいいでしょう。