ホワイトニングを自宅でケアしたい、と思う人もいるでしょう。

自宅でのケアとしてホームホワイトニングがありますが、「市販されているホワイトニング歯磨き粉を使用すれば、もっと手軽にできるのでは？」と思う人もいるかもしれません。

市販の歯磨き粉で本当に歯は白くなるのでしょうか？

ホワイトニング歯磨き粉の効果について、解説します。

ホワイトニング歯磨き粉とは？

歯科医院では、歯を白くするホワイトニングという施術を受けることができます。

ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素などの成分が含まれる薬剤を使用して行われるものです。

なお、過酸化水素は漂白剤にも用いられています。

つまり、歯医者で行うホワイトニングは、歯を漂白しているのです。

薬剤の成分が歯の表面に付着した色素や汚れを分解して、色を落としています。

また、過酸化水素の働きでエナメル質の構造を変化させ、歯を白くしているのです。

では、歯磨き粉には過酸化水素水のような成分が含まれているのかというと、実は含まれていません。

市販の歯磨き粉に歯が白くなる濃度の過酸化水素水を配合することは、日本では法律で禁じられています。

そのため、市販の歯磨き粉には歯医者で受けるホワイトニングほどの効果は期待できないのです。

では、市販のものは効果がないのかといえば、そうとは言えません。

市販の歯磨き粉には、歯医者での施術とは違った役割があります。

劇的に歯を白くする効果はなくても、白くなった歯を長くキープすることは可能です。

つまり、日常的なケアとしては、十分な効果があるのです。

ホワイトニング歯磨き粉の選び方

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際は、どのような点をチェックするべきでしょうか？

主にチェックするべき点は、３つあります。

それぞれ、どのようにチェックすればいいのか、解説します。

まず、ホワイトニングの有効成分をチェックしましょう。

ホワイトニング歯磨き粉には、汚れを除去して歯の表面をコーティングする分割ポリリン酸ナトリウムや表面の傷を埋めてなめらかな歯にするヒドロキシアパタイトといった成分が主に使われているので、自分の歯の状態に合わせて選びましょう。

２つ目に、研磨性をチェックします。

研磨剤が含まれていると歯の表面や歯茎にダメージがあるため、研磨剤が微粒子化している低研磨性、もしくは研磨剤不使用のものがおすすめです。

3つ目は、発泡剤不使用であるという点です。

ラウリル硫酸ナトリウムなどが含まれていると、口の中に泡がいっぱいになってしまいます。

歯磨きは３分以上磨くべきですが、泡が出ると邪魔となるため、不使用のものを選んでください。

まとめ

歯を白くしたい場合、ホワイトニング歯磨き粉だけでは難しいでしょう。

しかし、歯医者で歯を白くした後に白さをキープするという目的であれば、十分に役立ちます。

しかし、選び方次第では歯にダメージがある場合や、しっかりと磨く邪魔になってしまう場合もあるため、成分などをチェックしたうえで選んでください。

まずはホワイトニングをしてから、使用しましょう。

▶︎八王子きずな歯科のホワイトニングはこちら