歯並びの悪さなどを解決するための矯正治療には、小児向けのものもあります。
小児向けの矯正治療にはさまざまな種類がありますが、代表的なものとしてプレオルソとマイオブレースがあります。
プレオルソとマイオブレースは、使用方法にどのような違いがあるのでしょうか?
それぞれの使用方法の違いについて解説します。
プレオルソの使用方法
プレオルソは、子供が自分で外すことのできる装置です。
装着時間は、寝る前の1時間と就寝中だけに限られます。
そのため、学校に行くときなどは、取り外しておいても問題ありません。
「矯正治療を受けると目立つのが嫌」という意見を聞いたことがある人もいるでしょう。
多くの場合、日中の外出中に矯正装置が目立つことが嫌だ、ということであると考えられます。
プレオルソは青いマウスピースであるため、装着しているときはかなり目立ってしまいます。
しかし、外出中に装着する必要はないため、気にはならないでしょう。
プレオルソは、ポリウレタン製のマウスピースであり上下のマウスピースが一体になっていて厚みがあります。
しかし、柔らかいためあまり邪魔になりません。
最初は邪魔だと感じる人も、数日間装着しているうちに違和感がなくなっていくでしょう。
プレオルソの装着時間はかなり短く、外出の際は外しておくことができるため、目立たないように矯正治療をしたいという方に特におすすめします。
マイオブレースの使い方
マイオブレースの基本的な使い方はプレオルソと同じで、日中の1時間と寝ているときに装着します。
日中の1時間というのは、装着する最低時間です。
1時間だけではなく付けたままにしている方が、効果も高くなるでしょう。
寝るときはマイオブレースを装着して、唇を内側にしてテープを貼ることで装置を口から出さないようにすると、効果が高まり鼻呼吸をしやすくなります。
就学児童の場合は、学校で装着するよりも家庭で装着するのがおすすめです。
人目を気にすることなく登校でき、紛失するリスクも少なくなります。
自宅に帰ってきてからすぐのタイミングや、宿題をしているとき、ゲームをしているとき、テレビを観ているときなど、装着する時間帯を決めておくと、忘れずに装着できるでしょう。
まとめ
プレオルソとマイオブレースは、どちらも小児を対象としたマウスピース型の矯正器具です。
プレオルソは、日中に1時間程度装着して、後は就寝中に装着しておけば問題ありません。
マイオブレースも同様に、日中は最低1時間だけ装着し、就寝中も装着しておきますが、日中の装着時間が長いほど効果が出やすくなります。
また、どちらも食事中や歯磨きのときは取り外すことになるため、あまり邪魔に感じることはないでしょう。