
口の中の頬や唇に炎症が起こることもありますが、口内の粘膜にできる炎症のことを口内炎といいます。
口内炎にはいくつかの原因がありますが、特に注意したいのがウイルスや細菌が原因となっているウイルス性口内炎です。
ウイルス性口内炎とはどのようなものか解説します。
ウイルス性口内炎とは?
口内炎の原因には、ストレスや疲れ、口内を噛む、ウイルスや細菌の繁殖などがありますが、特に注意したいのはウイルスが原因の口内炎です。
ウイルス性口内炎といい、ヘルペスウイルスが原因となるヘルペス性口内炎などがあります。
ウイルス性口内炎は、歯茎や頬などの口内の粘膜以外にも、喉の近くや口の外側の唇などさまざまな場所に症状が出てくるのです。
特に、乳幼児はウイルスへの抵抗力が低く、ウイルス性口内炎を発症するケースも珍しくはありません。
感染した場合は、赤く腫れたり強い痛みが出たりすることもありますが、発熱など別の症状が起こることもあります。
一度感染すると、完治しても免疫力が低下したときに再発しやすいでしょう。
ウイルス性口内炎にかかる原因は、原因となるウイルスに感染している人や、ウイルスが付着したものに触れることにあります。
感染している人やウイルスが付着したものが粘膜と接触した際に、感染するリスクが最も高くなるのです。
感染した後は完治してもウイルスがまだ残っているため、免疫力が低下すると繰り返し発症してしまいます。
乳幼児は特に感染するリスクが高く、注意が必要です。
発症して治ったばかりの大人が近くにいて世話をしていると感染しやすいでしょう。
ウイルス性口内炎の治療方法
ウイルス性口内炎は、原因となるウイルスに感染していることで発症しているため、治療する際は医療機関で適切に処置してもらう必要があります。
免疫力を高めることができれば、自力で完治できるかもしれません。
しかし、時間がかかるため、それまでの間にウイルスが家族などに感染してしまう可能性が高くなるのです。
通常の口内炎は自然と治りますが、ウイルス性口内炎の場合はなるべく早く治さなくてはなりません。
病院を受診し、完治したことが明確になるまでは他の家族とタオルや食器を分けてください。
子どもの場合は、治るまで休むことも考えましょう。
まとめ
ウイルス性口内炎は、口内炎の中でも特にウイルスが原因となっている病気で、特に生後半年から3歳までの子どもによく感染する病気です。
一度感染すると完治してもウイルスが残っているため、家族、特に子どもには感染することがないように接触を控える必要があります。
自力で治そうとすると時間がかかり、他の家族に危険が及んでしまうため、きちんと専門医の治療を受けましょう。