ホワイトニングを受ける人の中には、普段からお酒を飲んでいるためホワイトニングの後も飲みたいと思っている人がいるでしょう。
しかし、ホワイトニング後は避けた方がいい食べ物や飲み物があります。
中でもお酒は避けた方がいい飲み物なのです。
なぜ、ホワイトニング後はお酒を避けるべきなのか、理由について解説します。
ホワイトニングの後はなぜお酒がダメなのか
歯の表面には、通常はペリクルという薄い膜があり歯を保護していますが、ホワイトニングを受けると薬剤によって膜がはがれてしまいます。
ペリクルがない状態の歯は色素が付着しやすい状態になってしまうのです。
お酒にはさまざまな種類がありますが、例えば代表的なビールや発泡酒などには色素が含まれているため、ホワイトニング後に飲むと歯が着色されてしまいます。
ウイスキーやブランデーのような色が濃いお酒にも当然色素が含まれています。
カクテルも果汁や着色料が含まれているものは着色の原因となるため、注意が必要です。
また、お酒は基本的に酸性であるため、歯を溶かす原因になることのも避けるべき理由になります。
ペリクルがない状態の歯は特に酸で溶けやすくなっていて、口内が酸性になることで虫歯の原因菌も活発になってしまうのです。
ペリクルは、一度剥がれると最大で2日ほど再生しないため、ホワイトニングを受けてから2日間はお酒を避けることをおすすめします。
特にワインは避けるべき理由
お酒は全体的に控えた方がいいものの、特にワイン類は絶対に避けた方がいいことをご存じでしょうか?
赤ワインの場合は、濃い色素が含まれています。
通常時から歯に着色する原因となるため、ペリクルがない状態では飲むべきではありません。
白ワインなら色が薄いからいいかと思うかもしれませんが、白ワインは酸性度がかなり高いため歯を溶かす原因になるのです。
スパークリングワインには炭酸が含まれていて、通常のお酒以上に酸性度が高くなっているため、避けてください。
既述したとおり、どのお酒も酸性度が高く着色汚れの原因になることがあります。
中でもワイン類は全体的に酸性度や色素の濃さが高いため、避けた方がいいのです。
まとめ
ホワイトニングを受けた後にお酒を避けた方がいいのは、歯の表面を覆っているペリクルという膜が薬剤の影響ではがれてしまい、歯が無防備になるからです。
お酒は色素が濃いものが多く歯の着色汚れの原因になりやすい傾向があります。
また、お酒は基本的に酸性のため歯を溶かす原因にもなります。
特に、赤ワインは色素が濃く、白ワインやスパークリングワインは酸性度が高いため、ワイン類は絶対に避けた方がいいのです。