矯正治療の中でも人気のあるマウスピース矯正は、小児矯正においても多くの人に選ばれています。
小児矯正のマウスピース矯正の中でも、インビザライン・ファーストとプレオルソが代表的ですが、治療を受ける年齢はどう違うのでしょうか?
インビザライン・ファーストとプレオルソの、治療を受ける年齢の違いについて解説します。
インビザライン・ファーストの治療を受ける年齢
矯正治療は、年齢によって受ける治療が異なります。
小児矯正は大人が受ける矯正治療とは治療内容が異なり、成長途中の子供に合わせた治療を行っているのです。
小児矯正の中でも、治療の種類によっては受けられる年齢が決まっているものがあり、インビザライン・ファーストも年齢制限があります。
インビザライン・ファーストは、何歳まで受けることができるのでしょうか?
インビザライン・ファーストを受けることができる年齢はおおよそ6~10歳とされていますが、身体年齢ではなく歯牙年齢によって決まります。
3つの条件をすべて満たしていなければ、治療を受けられないのです。
インビザライン・ファーストを受けるには、最も手前の奥歯である第一大臼歯が4本とも萌出していて、切歯のうち最低2歯は3分の2以上萌出していなければなりません。
また、乳歯や永久歯などの状態にも条件があります。
自分が条件を満たしているのかについて、自分で判断するのは困難です。
歯科医院に相談して、インビザライン・ファーストを受けることができるか否かを確認してみてください。
プレオルソの治療を受ける年齢
プレオルソは、インビザライン・ファーストよりも幅広い年齢で治療を受けることができ、おおむね5歳から12歳までとなっています。
ただし、正確な年齢は発育状況によっても異なります。
プレオルソの場合、適応年齢であれば特に条件がないため、細かい歯の生え方などの状態に関わらず治療を受けられます。
プレオルソの治療を希望する場合は、歯科医院に相談してみてください。
プレオルソは、インビザライン・ファーストが対応できないケースでも対応可能なことが多いため、小学校卒業前なら治療は基本的に可能です。
歯並びの矯正以外の効果もあるため、気になる点がある場合は歯科医にまず相談しましょう。
まとめ
インビザライン・ファーストとプレオルソは、治療を受けられる年齢に違いがあります。
インビザライン・ファーストは歯牙年齢が6歳から10歳までということが目安となっていて、年齢の条件を満たしている場合でも他の条件を満たしていなければ治療を受けられないこともあります。
プレオルソは5歳から12歳とインビザライン・ファーストよりも幅広い年齢に対応していて、条件などもありません。
気になる場合は、歯科医に気軽に相談しましょう。