ホワイトニングは、歯を削る治療ではないため、基本的に歯が痛くなることはありません。
しかし、中には施術後から歯が痛むようになった、という人もいます。
ホワイトニングの施術で歯が痛むのはなぜでしょうか?
ホワイトニングで歯が痛む原因について、解説します。
ホワイトニングで歯が痛むのはなぜ?
ホワイトニングの施術は、歯に薬剤をしみこませて歯を漂白します。
歯を削ったり力を加えたりする治療ではないため、基本的に痛みは生じません。
しかし、施術を受けた人のうち2割前後が痛みを訴えています。
ホワイトニングで痛みが生じるケースの多くは、薬剤が原因です。
薬剤によって、知覚過敏が起こるのです。
それ以外には、歯にひびが入っていてひびに薬剤がしみ込んだということも考えられます。
歯の構造は外側にエナメル質があり、中には象牙質、更に中には歯髄があります。
歯髄に刺激が与えられると、痛みとして伝わります。
ホワイトニングの薬剤が象牙質まで到達して、痛みが生じることもあるのです。
虫歯があると歯にしみてしまい、痛みが生じます。
また、詰めものに隙間がある場合も痛みやすいのです。
虫歯や詰めものの隙間がある場合は、ホワイトニングよりも先に治療しましょう。
どのような痛みがある?
ホワイトニングで生じる痛みの感じ方は、さまざまです。
かゆいように感じる人もいれば、じんじんとした痛みという人もいます。
また、うずくような痛みという人や、脳に突き抜けるほど鋭い痛みだという人もいるのです。
痛みが生じるタイミングは、施術の途中ということもあれば施術が終わってから、あるいは施術を受けてから数時間後に痛みが出るという人もいます。
また、就寝後に痛んだというケースもあるのです。
痛みは、遅くても施術を終えてから24時間以内に生じることがほとんどです。
ホワイトニングの痛みが生じると、1~2日以内には収まります。
2日以上痛みが続くようなら、神経が炎症を起こしているのかもしれません。
痛みが続く場合は、速やかに歯科医院を受診しましょう。
まとめ
歯を白くするホワイトニングは、歯に専用の薬剤を使用して漂白しますが、場合によっては痛みが生じることもあります。
痛みの原因はさまざまで、虫歯やひびのある歯などにホワイトニングをした場合は、薬剤がしみて痛みが生じてしまうことがあります。
象牙質まで薬剤が浸透すると痛みが生じるかもしれないので、隙間などがある場合は事前に治療しておきましょう。