
虫歯が悪化したり親知らずが生えてきたりして、歯を抜くことになったという人の中には、抜歯後にホワイトニングを受けたいと思う人もいるでしょう。
しかし、抜歯後にホワイトニングは可能なのでしょうか?
抜歯後にホワイトニングを受けることができるのか、解説します。
オフィスホワイトニングができるのは?
抜歯をした後で、歯の色が気になったためホワイトニングを受けたいという人もいるでしょう。
しかし、抜歯した後にホワイトニングをすぐにできるのかというと、すぐにできるわけではありません。
ホワイトニングにはいくつかの種類がありますが、ホワイトニングの種類によって可能となるタイミングが異なるのです。
代表的な方法であるオフィスホワイトニングは、歯科医院で施術を受けて歯を白くする方法です。
強力な薬剤を使用するため、本来の歯の色よりも白くすることができます。
薬剤を歯に塗布して専用の光を当てて汚れを分解して歯を白くしますが、この光が抜歯後の歯にとって問題になります。
なぜなら、光を当てることで血行が良くなり、抜歯したところが出血しやすくなるからです。
また、抜歯をした後にできた傷にホワイトニングの薬剤が付着してしまうと、炎症が起こってしまうかもしれません。
抜歯をした後でホワイトニングの施術を受けたい場合には、傷が塞がるまで我慢する必要があります。
抜歯後、少なくとも1週間は過ぎてからにした方が良いでしょう。
ホームホワイトニングができるのは?
ホワイトニングの種類として、自宅で施術を行うホームホワイトニングという方法があります。
最初は歯科医院で専用のマウスピースを作製して薬剤を処方してもらい、自分で薬剤をマウスピースに詰めて歯を白くしていく方法です。
自分の歯をどのような色にしたいのか、ゆっくりと変化していく中で判断して治療を進めていくことができます。
ホームホワイトニングの場合、歯科医院へ頻繁に通う必要はありません。
薬剤を追加したいときなどに通うことになるため、抜歯後の様子を診てもらうことはできないでしょう。
また、長時間マウスピースを装着するため、抜歯をした後にできた傷跡に薬剤が長時間触れて悪影響を与えてしまうこともあります。
抜歯をした後にホームホワイトニングを受けるのであれば、少なくとも2週間は間を置いた方がよいでしょう。
まとめ
虫歯になった歯や親知らずなどを抜歯した後は、ホワイトニングを受けたくても受けられないかもしれません。
オフィスホワイトニングという歯科医院で施術を受ける方法では、強力な薬剤を使用するため、抜歯後は1週間以上時間を空けましょう。
自宅で施術を行うホームホワイトニングの場合は、抜歯後2週間程度は施術を受けないでください。