歯に付着する汚れは一種類だけではなくいくつかの種類があります。
この汚れの種類にどのようなものがあるのか、ご存じでしょうか?
たとえば、歯垢や歯石、着色汚れなどが挙げられ、これらは基本的には歯磨きによって落とすことが可能です。
今回は、歯の汚れの詳細を説明します。
汚れの種類に合わせたケアが必要
芸能人のような、白い歯にあこがれたことがあるという人は多いのではないでしょうか?
白い歯は清潔感があり、笑顔も魅力的に見えます。
そのため、「なんとか歯を白くしたい」と考える人もいますが、そのためには、まずは歯に付着した汚れを除去しなければなりません。
この汚れには、いくつかの種類があります。
冒頭でも触れたとおり、歯垢と歯石、着色汚れの3種類があり、どの汚れが付着していても歯の見た目は悪くなります。
歯垢とは、歯の表面に付着している細菌の塊のことです。
見た目は白っぽくねばねばしていますが、うがいをしても洗い流すことができないため、しっかりと歯磨きをして除去しなければなりません。
この歯垢がカルシウムなどと結合すると、石のような歯石に変化します。
この歯石は非常に厄介で、主に歯周病を悪化させる原因となるのです。
歯石は歯に強く付着するため、歯磨きで落とすことが困難です。
歯科医院で歯石除去の施術を受けて取り除いてもらわなければなりません。
着色汚れは、歯の表面に色素などが付着し、歯の黄ばみやくすみの原因になってしまいます。
着色汚れも時間が経つと除去するのが難しくなるため、なるべく早く清掃剤入りの歯磨き粉を使用して落としましょう。
なお、着色汚れには、食べ物や飲み物に含まれる色素が歯に付着するものと、タバコのヤニなどが付着するものがあります。
オーラルケアの注意点
自分で行う口内のケアのことをオーラルケアといいます。
オーラルケアは具体的にどのようなことを行うのでしょうか?
まず、汚れが付着しやすい歯の間や歯肉との境目、奥歯などの磨きにくい場所に注意して歯を磨く必要があります。
汚れが付着しやすく磨きにくい場所のケアは、デンタルフロスや歯間ブラシなども使用しながら行うといいでしょう。
歯磨きには、歯垢の除去や歯石の予防ができ、着色汚れを浮かせる成分などが配合されている歯磨き粉を使用してください。
着色汚れを浮かせることができれば、ブラッシングによって簡単に除去できるようになるため、効率よく汚れを落とすことができるでしょう。
なお、毎日丁寧に歯磨きしても、完璧に汚れを取り除くことはできません。
そのため、歯の汚れは少しずつ溜まっていきます。
年に数回は歯科医院でケアしてもらい、毎日の歯磨きで落とし切れない汚れをしっかり除去してください。
まとめ
歯の汚れとして挙げられるのは、主に歯垢や歯石、着色汚れです。
それぞれ対処方法は異なる部分がありますが、歯に付着させないためにも、日々の歯磨きが重要である点は共通しています。
そのため、歯の汚れを除去するべく、毎日歯を磨く必要がありますが、それだけでは汚れを完璧に除去できないため、年に何度か歯科医院でケアしてもらうことが大切です。