歯が黄ばんだ場合、自然に白くなることはありません。
黄色い歯は、不潔、老けているなどといったネガティブな印象を与えてしまいますが、どうして歯が黄色くなるのでしょうか?
歯が黄ばむ原因を解説します。
歯はなぜ黄ばむのか
歯磨き以外に歯のケアをしていない人の中には、葉が黄色くなっている人もいます。
毎日歯を磨いているにもかかわらず、歯が黄ばむのは何が原因なのでしょうか?
歯が黄ばむ主な原因は、外部の原因、内部の原因、加齢という3つに分類することが可能です。
それぞれについて解説します。
外部の原因として挙げられるのは、飲食物による着色汚れやタバコのヤニなどです。
歯に付着する汚れはステインと呼ばれます。
色が濃い食べ物や飲み物が歯に付着すると歯に着色汚れが付着しますが、黄色い色素が多いと歯が黄ばんで見えるのです。
内部の原因として挙げられるのは、抗生物質などの薬です。
ただし、歯の黄ばみを引き起こす薬剤はごく一部に限られます。
内部の原因に挙げられるのが、加齢です。
年を取るにつれて歯のエナメル質が溶けてしまい、内側の象牙質の色が見えるようになることで、歯が黄ばんでしまいます。
以上のとおり、歯が黄ばむ原因は大きく分けて3つあります。
歯を白くする方法は原因によって異なるため、何が原因で黄ばんでいるのかを先に把握しなければなりません。
象牙質が透けて見えるせいで歯が黄ばんでいる人の中でも、特に色が濃い場合は、エナメル質の形成不全という可能性もあるでしょう。
形成不全の場合は生まれつきエナメル質が十分に形成されないため、象牙質がむき出しになってしまうこともあります。
形成不全の場合は、歯が黄ばんで見えるだけではなく虫歯になるリスクも高いため、適切に予防しなければなりません。
初期の虫歯のケースもある
生えたばかりの永久歯が黄ばんでいる場合は、初期段階の虫歯というケースもあるため、歯科医院で診察を受けてください。
歯は、少しでも生えていれば虫歯のリスクがあります。
乳歯が虫歯になった場合は下にいる永久歯も虫歯になることがあるため、注意が必要です。
生えたばかりの歯が黄ばんでいる場合、表面がつるつるしていれば問題ありませんが、ざらざらしていれば虫歯かもしれません。
虫歯の可能性がある場合、初期段階であれば歯を削らずに治療できるため、早めに歯科医院を受診しましょう。
まとめ
歯が黄ばんで見える理由として、歯の表面の汚れ以外に、歯の内側の象牙質が透けて見えるようになったことなどが挙げられます。
加齢によって象牙質の色が濃くなり、エナメル質が薄くなることも、歯が黄ばむ原因の1つです。
歯の黄ばみは、多くの場合、ホワイトニングを受けることで白くできます。
また、生えたばかりの永久歯が黄ばんでいる場合は虫歯の可能性があるため、一度歯科医院で診察を受けてください。