子どもが矯正治療を受ける際は、初めてのことなので不安に思うでしょう。
矯正治療には痛みがあるという話もよく聞き、子どもが嫌がってしまうかもしれません。
また、いつまで装着すればいいのか分からないと装着をためらうこともあるでしょう。
安心して治療を受けられるように、矯正治療の流れについて解説します。
矯正装置を装着するまでの流れ
矯正治療は、さまざまな検査をして矯正装置を装着します。
最初に歯科医院で歯列矯正について相談する際は、カウンセリングを行って悩みの内容と解決できる治療方法、治療費の目安などの話をします。
内容に納得して治療を受けることになったら、検査をして咬み合わせや歯並びの状態を確認します。
必要な治療は何かを確認し、具体的な治療計画を考えていきます。
レントゲン撮影も行い、歯の位置や顎の骨格などを確認して、計画をより詳細に決めていきます。
また、口内の写真なども撮影します。
矯正装置を装着する前には、装置を装着している間の歯磨きの仕方や注意点を説明されます。
説明が終わったら、実際に矯正装置を装着することとなります。
装置を装着してからの流れ
矯正装置を初めて装着する際は、違和感があるでしょう。
また、歯を動かすため、痛みが生じることもあります。
痛みは通常2~3日ほどで落ち着きますが、もし痛みが続くようなら歯科医院で相談してください。
矯正装置を装着した後は、1か月おきに通院してチェックを受け、必要なら調整を行います。
調整する際は、歯の動きや咬み合わせの変化などを見ながら行います。
歯並びの治療が終わったら、矯正装置を外しても問題ありません。
しかし、治療が終わった後もしばらく保定しなければ、歯が元の場所に戻る後戻りが起こるかもしれないので、保定装置を装着することとなります。
保定が終わったら、治療は全て完了です。
保定の際はリテーナーというマウスピースを装着する必要があるので、なるべく長くつけておきましょう。
まとめ
歯列矯正は、ほとんどの人が初めて受けます。
なじみがないため、治療前の説明だけではよくわからない、という人もいるかもしれません。
あらかじめ治療の流れを知っておけば、いざ治療を受けることになった際も安心して受けられるでしょう。
わからない点がある場合は、何回でも歯科医師に聞いてみましょう。
不安を解消したうえで、治療を受けてください。