歯には寿命があり、おおよそ50～60年といわれていますが、日常の扱い方やメンテナンスによって寿命が変わることもあります。

歯の寿命はどのような場合に長くなり、どうすれば短くなってしまうのでしょうか？

歯の寿命が短くならないように気をつけなくてはならないことと、延ばすための注意点について解説します。

歯の寿命が短くなる要因

一般的に歯の寿命は50年以上といわれていて、70歳台でも4人に3人は20本以上の歯が残っています。

しかし、早期に歯を失ってしまう人もいるため、歯の寿命が短くならないように気をつけなくてはなりません。

歯の寿命が短くなる要因として多いのは、虫歯や歯周病、歯の破損などです。

これらの要因にはどのような違いがあるのでしょうか？

歯周病は歯を支える歯周組織にダメージを与える病気です。

病気が進行すると歯を支えられなくなり、やがては抜け落ちてしまい、歯を失う要因になります。

虫歯は歯にダメージを与える病気ですが、進行すると抜歯するしかなくなるため、虫歯になった歯は健康な歯と比べて失われる可能性が高いといえるでしょう。

また、事故などでぶつかり、歯が折れてしまうケースがあります。

折れた歯は被せものを取り付けることができなければ失われたも同然といえるでしょう。

なお、虫歯や歯周病などは、予防することでかかる可能性を下げられます。

そのため、できるだけ早く予防に取り組むことをおすすめします。

歯の寿命を延ばすには？

歯の寿命を延ばすにはどのような点に注意しなくてはならないのでしょうか？

歯の寿命を延ばす方法はいずれも基本的なことですが、つい疎かにしがちです。

改めて意識しておきましょう。

まず大切なのは、規則正しい食生活です。

規則正しい食事をすることで、ダラダラと食べることを防ぎます。

ダラダラ食べることを防ぐのは、虫歯予防につながるため重要です。

また、歯の寿命を延ばすためには、丁寧な歯磨きも大切です。

自宅で毎食後歯磨きを丁寧に行い、歯間ブラシなどを使用して念入りにセルフケアをしておきましょう。

セルフケアだけでは落としきれない汚れも少なくないため、歯科医院で定期的なメンテナンスを行いましょう。

歯石などをきちんと落としてもらえるだけでなく、虫歯になりかけの歯を発見・治療することもできます。

虫歯や歯周病を予防して歯の寿命を延ばすことができるでしょう。

まとめ

歯の寿命は50年以上といますが、人によっては寿命が短くなったり寿命以上に残っていたりすることもあります。

歯の寿命が短くなる要因は、虫歯や歯周病、あるいは歯の破折などがあるため、日ごろから予防を徹底しておくとよいでしょう。

歯の寿命を延ばすためには、規則正しい食事を心がけ、自宅でも歯磨きをはじめとしたさまざまなセルフケアを行ってください。

加えて、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。