口の中の健康は全身の健康につながるといわれるように、歯や歯茎を健康に保つことで多くの病気を防ぐことができます。
歯茎の健康を保つためにも、歯茎によい食べ物を意識して食べることをおすすめしますが、どのような食べ物が歯茎によいのでしょうか?
歯茎によい食べ物について、解説します。
免疫力を高める
歯茎の病気として真っ先に思い浮かぶのは歯周病です。
歯周病は歯周病菌が原因となる細菌感染症であるため、予防のためには免疫力を高める必要があります。
免疫力を高める食べ物として挙げられるのは、ホウレン草やニンジンなどの緑黄色野菜、発酵食品などです。
これらをバランスよく摂取することで、免疫力を高める効果があります。
また、緑茶にはカテキンが含まれていますが、カテキンは抗菌作用とともに免疫力を高める効果があるため、歯茎の健康を維持するために飲むとよいでしょう。
しっかり噛める食材
食物繊維が多いレタスや、固い根菜のごぼう、ニンジンなどの野菜はしっかりと噛んで食べる必要があることから、歯茎によい効果があるといわれています。
なぜなら、しっかりと噛むことで唾液の分泌が促進されるためです。
唾液には口内の汚れを洗い流し、細菌の働きを阻害する抗菌作用があります。
柔らかい食材ばかり食べるのではなく、しっかりと噛める食材を積極的に食べて、歯茎の健康を守りましょう。
抗炎症作用がある食材
歯茎に関わる病気である歯周病は、歯肉炎という歯茎の炎症から始まるため、炎症を抑える働きのある食材が歯茎によい食材となるでしょう。
抗炎症作用がある食べ物として、トマトやナッツ、アボカド、オリーブオイルなどが挙げられます。
バランスよく摂取することで歯茎に好影響をもたらすでしょう。
炎症が起きて重症化してしまうと、歯茎は歯を支えることができなくなってしまいます。
その結果、歯を失ってしまうこともあるのです。
上記のような食材をバランスよく摂取することで、歯茎の健康をキープすることができるため、意識して食べることをおすすめします。
まとめ
歯茎は歯周病という細菌感染症が発症する可能性があります。
そのため、歯茎によい食べ物には免疫力を高める効果が求められます。
ほかに、しっかりと噛むことができる食材もおすすめです。
よく噛むことで口内では唾液の分泌が促進され、口内の汚れが洗い流されるため、細菌の働きを抑制することができるからです。
歯茎に起こる歯肉炎は歯周病の初期症状であるため、歯茎が炎症を起こさないように抗炎症作用がある食べ物も選びましょう。