冷たいものを飲んだ時などの刺激で歯がしみる知覚過敏は、なんともいえない嫌な痛みを伴うため、ストレスを感じることが多いでしょう。
知覚過敏を防ぐには、予防可能な歯磨き粉を使用することがおすすめです。
知覚過敏予防に適した歯磨き粉は、どのようなものなのでしょうか?
知覚過敏の原因と、予防するための歯磨き粉の選び方について解説します。
知覚過敏の原因は?
知覚過敏は、歯が刺激に対して弱くなり、冷たいものや熱いもので痛みを感じるようになるものですが、原因は果たして何なのでしょうか?
加齢や歯周病で歯茎が退縮し、歯茎の中の歯根面が露出するのですが、歯根面はエナメル質が薄いため神経に刺激が届きやすくなるのが原因の1つです。
また、ブラッシングをする際に力を入れ過ぎてしまうことで歯や歯茎が傷ついてしまった場合も、知覚過敏の原因になります。
3つ目の原因としては、歯並びの悪さや歯ぎしり、食いしばりなどがあり、歯に負担がかかることで知覚過敏となるのです。
知覚過敏予防に適した歯磨き粉
知覚過敏を予防することを考えて歯磨き粉を選ぶ場合は、主に3つのポイントをチェックする必要があります。
1つ目のチェックポイントは、知覚過敏を防ぐことができる成分が配合されているかという点です。
薬用と書かれた歯磨き粉なら何でもいいというわけではなく、知覚過敏の予防には硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、フッ素が配合されていることを確認しましょう。
硝酸カリウムは刺激を抑制し、乳酸アルミニウムは神経に繋がる穴をふさぐ働きがあり、フッ素は歯の表面を修復してくれる働きがあるのです。
2つめのチェックポイントとして、歯磨き粉に発泡剤が含まれているかどうかという点があります。
歯磨き粉の中には発泡剤が含まれているものもありますが、知覚過敏の予防には発泡剤が有効で、成分を口内全体に広げる働きがあります。
ただし、研磨剤が含まれていると口内を傷つけて知覚過敏を誘発したり悪化させたりするため、避ける必要があります。
3つ目のポイントとして、知覚過敏だけではなく他の口内ケアにも効果があるかをチェックしましょう。
虫歯予防やホワイトニング効果、歯周病予防などにも効果がある歯磨き粉があるため、自分が気になっている点に合わせて選んでください。
まとめ
知覚過敏になると、様々な刺激で歯が痛むようになるため、知覚過敏の予防に効果がある歯磨き粉を使用して普段からケアしておくのがおすすめです。
知覚過敏の予防に効果的な歯磨き粉は、硝酸カリウムや乳酸アルミニウム、フッ素などの成分が含まれているものであるため、成分をしっかりチェックしましょう。
また、発泡剤は予防に有効ですが、研磨剤はかえって悪化させることになるため、気をつけてください。