デンタルケアを怠ると歯を失う原因になります。
特に歯を失うリスクが高くなる40代以降は、デンタルケアを念入りに行ったほうがよいでしょう。
とはいえ、デンタルケアをきちんと行っていなければ、たとえ20代であっても歯を失うことがあります。
そのため、20代であってもデンタルケアはきちんと行わなければなりません。
20代から始めるデンタルケアについて解説します。

20代からのデンタルケアとは？

20代からのデンタルケアでは、正しい歯磨き習慣、フロスや歯間ブラシの使用、そして定期的な歯科検診の3つを中心に行うのがおすすめです。
3つのことを習慣化することで、虫歯や歯周病の予防につながり、生涯にわたり口腔の健康を維持することができます。

正しい歯磨きをするためにも歯ブラシの選び方を見直し、正しいブラッシング方法を習得して、歯茎に優しいケアを心がけることが大切です。
歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落としきるのが難しいため、デンタルフロスや歯間ブラシで徹底的に除去しましょう。

舌の表面に付着する舌苔は口臭や菌の原因になるため、放置しないよう注意が必要です。
舌磨きを取り入れて舌を綺麗に保ちましょう。

デンタルケアをきちんと行っていても、セルフケアだけではどうしても落としきれない汚れがあります。
そのため、年に1〜2回は歯科医院を受診して定期検診を受けてください。
歯垢や歯石は歯磨きやフロスを使用しても残るため、クリーニングを受けて歯科医師や歯科衛生士に専門の器具で除去してもらわなければなりません。
口腔内のチェックも同時に受けることで、虫歯や歯周病の早期発見と治療が可能です。
また、ブラッシング指導などを受けることで日々のケアの質を高めることができます。

歯磨きなどのほかに、日々の生活も見直しましょう。
たとえば、糖分の過剰摂取は虫歯のリスクを高めるため避けるべきです。
バランスの取れた食事を心がけ、飲み物の選択にも注意することで、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
ストレスは心身の健康に影響し、歯茎の健康にもつながるため、十分な睡眠や心身の健康を保つことも大切です。

また、タバコに含まれているニコチンは歯茎の健康を悪化させるため、喫煙している人は節煙や禁煙を検討することをおすすめします。

20代からデンタルケアを始めるメリット

20代からデンタルケアを始めたほうがいい理由は、生活リズムが乱れやすく虫歯や歯周病のリスクが高くなる年代だからという理由があります。
虫歯や歯周病を放置すると、生涯にわたりかかる治療費が大幅に膨れ上がってしまいます。
そうならならいためにも、若いうちから予防を徹底することが重要です。

歯周病は進行すると顎の骨にまで影響が広がり、30代以降にそのリスクが高まっていくため、20代からのケアで将来の歯の健康を守りましょう。

まとめ

将来的に歯を失うリスクを抑えるためにも、20代からデンタルケアに取り組む必要があります。
デンタルケアの柱となるのは正しい歯磨きとフロスなどの使用、定期検診の3つです。
特に日常のケアとなる歯磨きやフロスなどの使用は重要となります。
虫歯や歯周病になると将来かかる医療費が大幅に増加するため、20代からケアを開始しましょう。