子供の姿勢が悪いと、成長途中で骨格のゆがみなどが生じる可能性が高くなります。
そればかりか、歯並びにも悪影響を与え、不正咬合が起こるリスクを高めることになりかねません。
子供の姿勢が悪くなるのは、何が原因なのでしょうか?
子供の姿勢が悪くなる主な原因について解説します。
ゲームやスマホが悪影響を及ぼす
近年、携帯ゲーム機やスマホを持ち歩く子供は珍しくなくなり、外でゲームをしていたり、スマホで動画を見ていたりする子供の姿がよく見られるようになっています。
ゲームやスマホを長時間見ていると、子供の姿勢悪化につながるため、注意が必要です。
たとえば、携帯ゲーム機の場合、本来は目線の高さまで持ち上げてプレイした方が、見やすいでしょう。
しかし、そのためには、目線の高さまで画面を持ち上げてプレイしなければなりません。
短時間であれば問題ありませんが、長時間になると腕が疲れてしまいます。
それでもゲームをしようと、膝の上に置いた状態でプレイする子供の姿をよく見かけます。
携帯ゲーム機の画面はテレビのように大きくありません。
そのため、膝の上にあるゲームの画面をよく見ようとすると前傾姿勢になってしまいます。
前傾姿勢になると背中が丸まり、猫背になってしまいます。
ゲームをプレイする時間が長くなるほど、猫背の状態が当たり前になってしまうでしょう。
また、スマホの場合、手に持って見るかテーブルの上に置いて見ることが多いでしょう。
しかし、どちらの場合でも目線が下を向くため猫背になりやすく、姿勢が悪化する原因となります。
長時間の勉強
長時間の勉強も姿勢の悪化につながるため、注意が必要です。
正しい姿勢で勉強が行えればいいのですが、大抵の場合、本や参考書を目線の高さに持ってきて読むことはなく、手元に置きます。
書いてある内容をよく読もうとしたり、重要なところに線を引いたりするために、前傾姿勢になってしまうケースが珍しくありません。
また、長時間勉強していると疲れてくるため、机に肘をついたり、ノートに覆い被さるようにして文字を書いたりすることもあるでしょう。
肘をつく、ノートに覆い被さるといった姿勢をとろうとすると、背中が丸まってしまいます。
このような状態を毎日続けていると、猫背が当たり前になってしまうでしょう。
ほかに注意したいのが、頬杖です。
子供に、解答に悩んだ時や考える時などに頬杖をつく癖はありませんか?
頬杖は歯並びに悪影響を与えます。
頬杖をつくと歯が押されてしまい、位置がズレやすくなるため、できるだけつかないようにした方がいいでしょう。
心当たりがある場合には、意識して直すことをおすすめします。
まとめ
近年、携帯ゲーム機やスマホが普及したため、ひと昔前と比較して、外でゲームをする子供が増えました。
それに伴い、姿勢の悪い子供が増えています。
また、勉強が姿勢悪化につながるケースもあります。
ゲームや勉強は、どちらも長時間行うと姿勢が悪化する可能性があるため、注意してください。
また、頬杖をつく癖がある場合には、歯並びに悪影響を与えるので、癖にしないことが大切です。