子供の歯並びが悪くなる原因の一つが姿勢です。
食事中の姿勢が歯並びに大きな影響を与えることがあるため、注意しなければなりません。
歯並びに悪影響を与えてしまう食事中の姿勢には、どのようなものがあるのでしょうか?
また、食事中の姿勢をよくしたい場合の工夫として、何があるでしょうか?
子供の姿勢と、食事中の環境で気を付ける点を解説します。
子供が食事をする際の姿勢に注意
子供が食事をしている時の姿勢によっては、歯並びに悪影響を与えることがあります。
具体的には、どのような姿勢が歯並びを悪くする原因となるのでしょうか?
歯並びに悪影響を与える食事中の姿勢について、解説します。
食事中の子供の姿勢をチェックする際にまず確認したいのが、足元の状態です。
足が床につかず、宙に浮いていませんか?
子供を大人用の大きな椅子に座らせて食事をさせている場合、食事中に足が浮いてしまい、動かしながら食べていることがあります。
足が床につくことなく食事をすると、背筋をきちんと伸ばせず、噛む力が弱まります。
常に弱い力で噛んでいると、顎の発達が不十分になる可能性が高いので注意しなければなりません。
顎がきちんと発達しなければ、歯が並ぶスペースが足りなくなって歯並びが悪くなってしまいます。
顎をしっかりと発達させるためには、十分な力で噛める環境を整える必要があります。
そのためにも、きちんと背丈に合わせた椅子に座らせたり、足を置ける台を用意したりしましょう。
また、食事中のテレビにも注意してください。
なぜなら、テレビの位置によっては食事中の姿勢が悪くなる原因になりかねないからです。
子供はテレビに気を取られやすく、横や後ろにあると体をひねった状態で食事する恐れがあります。
体をひねった状態で食事をするのが習慣になると、背筋が曲がってしまうかもしれません。
背筋が曲がると体のバランスが崩れ、左右均等に噛むのが困難になり、歯並びの悪化を招きます。
食事中はテレビを消すか、子供の席をテレビが見える位置にするなどの工夫をしてください。
大人も周囲の環境にも気を配る
大人は、子供が食事をする際の環境に気を配る必要があります。
まず確認したいのが、子供とテーブルの位置です。
テーブルの高さが子供にとって高すぎたり低すぎたりしないか確認してください。
テーブルの高さは、子供が無理をせず机の上に肘を載せられる程度にしましょう。
さらに、子供とテーブルとの距離も配慮しなければなりません。
子供をテーブルに座らせる時は、すき間なく座るのではなく、大人のこぶし1個分くらいのスペースを空けるのが適切です。
まとめ
子供は、足が床についていないと、足をブラブラと動かしながら食事しがちです。
足が床につかないとしっかりと噛むことができず、顎の発達を妨げて歯並びを悪化させる原因となってしまいます。
また、テレビが付いているとつい見ようとしてしまうため、テレビは子供の席の前に置くようにするか、食事中はテレビを消すというルールを徹底しましょう。
テーブルと子供の位置関係について、大人が気を配ってください。