歯の着色汚れを白くできるのがホワイトニングです。
ホワイトニングにはいくつかの種類がありますが、近年ではセルフホワイトニングと区別するために医療ホワイトニングという分類もされることをご存じでしょうか?
どのような分類となっているのか、解説します。
医療ホワイトニングとは?
ホワイトニングにはいくつかの種類があります。
冒頭で書いたように、セルフホワイトニングと区別するために医療ホワイトニングという分類がされることがありますが、医療ホワイトニングとは具体的に何でしょうか?
医療ホワイトニングとは、歯科医師が診断したうえで行われる医療行為としてのホワイトニングのことをいいます。
歯科医師や歯科医師の指示に従い歯科衛生士が施術を行うもので、管理された手順通りに行われるため、安全性を重視した施術となるのです。
医療ホワイトニングでは専門家しか扱えない薬剤も使用できるため、歯の表面だけでなく、内側の黄ばみも分解して白くできます。
一方、セルフホワイトニングは、歯の表面に付着した着色汚れを落とすことを目的とし、歯科医院とは関係なく行われます。
通販やドラッグストア等で入手したホワイトニング用品を自宅で使用したり、サロンなどで着色汚れを除去する施術を行うなどさまざまですが、共通しているのは歯科医院を通さずに行っている、という点です。
ホームホワイトニングと混同する人もいるかもしれません。
しかし、ホームホワイトニングは歯科医院で処方された薬剤を使用するため、医療ホワイトニングに該当します。
一方、セルフホワイトニングは歯科医院を一切受診せず、市販されている薬剤を使用してホワイトニングを行うのが大きな特徴です。
医療ホワイトニングの種類
医療ホワイトニングは3種類あります。
それぞれどのような特徴があるのかを解説します。
1つ目は、歯科医院で施術を受けることで歯を白くする、オフィスホワイトニングです。
歯に薬剤を塗布して専用の光を当てることで歯の着色を分解し、短時間で強力に歯を漂白します。
専門家しか使用できない強い薬剤を使用するため、1回の施術でかなり歯が白くなるでしょう。
しかし、理想的な白さにするまでに3~6回ほど施術を受ける必要があるため、通院する手間がかかってしまいます。
2つ目はホームホワイトニングです。
歯科医院でマウスピースを作製して薬剤を処方してもらい、後は自宅で行います。
施術を行うタイミングを自分で決められるのが大きなメリットです。
ただし、毎日2時間程度マウスピースを装着する必要があり、習慣づけしなければならない点が特徴といえます。
忘れると理想的な白さになるまで時間がかかってしまうため、自己管理が必要といえるでしょう。
3つ目の方法は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行して行うデュアルホワイトニングという方法で、双方のメリットを享受することができます。
まとめ
歯科医院で施術を受けたり薬剤を処方してもらったりして行うホワイトニングは、医療ホワイトニングと呼ばれます。
セルフホワイトニングのように市販の薬剤などに限って使用するホワイトニングは当てはまらず、歯科医師などによって行われる施術を指します。
主に3つの種類に分けられ、それぞれ特徴が異なるため、自分に適した方法を選んで施術を受けるといいでしょう。