永久歯が黄ばんだり色素が沈着しやすかったりする場合には、ケアが不十分になっている可能性があります。
しかし、毎日しっかりとケアをしているにもかかわらず変色するようなら、乳歯の健康状態が影響している可能性があるのです。
乳歯の健康状態が永久歯の白さにどう影響するのか、解説します。
乳歯の健康状態が永久歯の白さに与える影響
永久歯が黄ばんだり着色汚れが付着したりする原因として、まずは口腔ケアが不十分である可能性が考えられるでしょう。
しかし、十分にケアをしているはずなのに、永久歯が黄ばんだり着色汚れが着きやすくなったりする場合には、乳歯の健康状態が原因となっているかもしれません。
永久歯に生え変わる前に、乳歯が虫歯になって根元まで達していると、下にできていた永久歯にも虫歯の原因菌が感染することがあります。
その結果、エナメル質の形成を妨げてエナメル質形成不全になることがあるのです。
エナメル質が薄いまま生えてくると、表面に白い斑点ができたり茶色いシミになったりすることがあります。
また、歯を守るエナメル質が薄いことで虫歯になるリスクも高くなります。
ひどい虫歯によって根の先に膿が溜まっていると、永久歯の色や形が損なわれることもあるでしょう。
また、虫歯が悪化して乳歯が抜けると、他の歯がスペースを埋めるために倒れてしまいます。
永久歯に生え変わったときに、歯並びや噛み合わせの悪化を引き起こすかもしれません。
乳歯の健康を保つには
永久歯の白さを守るためには乳歯の健康状態にも気を付ける必要があります。
どのようにして健康を守ればいいのでしょうか?
まず、乳歯が虫歯になったときは必ず治療してください。
「いずれ生え変わるのだから」と放置する人もいますが、放置は禁物です。
既述したとおり、乳歯の虫歯が悪化するとまだ生える前の永久歯にも感染することがあり、永久歯の形成を妨げる恐れがあります。
虫歯の治療のために歯科医院を受診する人は多いのですが、発見が早いほど完治しやすく歯のダメージも抑えられるため、定期検診に通いましょう。
虫歯を予防するためには正しいケアが欠かせません。
そのため、歯科医院の定期検診で正しい歯磨きの方法を指導してもらうことも大切です。
歯科医院では、奥歯の溝をプラスチックで埋めるシーラントやフッ素塗布による歯質強化、クリーニングによる汚れの除去といった虫歯の予防処置も受けられます。
まとめ
永久歯が黄ばんだり着色汚れが着いたりしやすくなるのは、乳歯の健康状態が原因となっていることがあります。
乳歯が虫歯だった場合に、永久歯に影響することがあるのです。
虫歯が根元まで進行していたことで永久歯にも影響を与え、エナメル質が正常に形成されないエナメル質形成不全になり、歯が変色することがあります。
乳歯を健康に保つためにも定期検診を受けて、虫歯を早期に発見し、治療することが重要です。