口腔ケアは全ての年代にとって大切で、一生涯続きます。
中でも、特にご年配の方は気を付けて行わなければなりません。
ご年配の方が口腔ケアを行う場合には、具体的に何に気を付けるべきなのでしょうか?
ご年配の方の口腔ケアの方法や注意点について解説します。
ご年配の方の口腔ケアの方法
ご年配の方の口腔ケアにおける基本は、汚れを落とす清掃と口内を潤す保湿です。
唾液の減少による乾燥を防ぎ、誤嚥性肺炎や虫歯・歯周病を予防するためにも、柔らかい歯ブラシやスポンジブラシを使用し、食後や就寝前の丁寧なケアを習慣化しましょう。
前述したとおり、年齢を重ねると唾液が少なくなるため、口内が乾燥します。
汚れがこびりつき傷つきやすくなるため、ケアの前に水やうがい、または専用の保湿剤でお口を潤しましょう。
また、歯周病などで歯茎が弱っていることもよくあります。
歯茎を傷つけないように、柔らかめの歯ブラシを使用してください。
入れ歯を使用している場合には、食後に毎回必ず外して専用ブラシで洗浄しましょう。
また、就寝前に入れ歯洗浄剤を使用して汚れを落とし、水や洗浄液に浸した状態で保管してください。
口腔ケアの具体的な内容
ご年配の方の中で介護が必要な場合には、驚かせないように、まずは声をかけましょう。
さらに、誤嚥防止のため、少し前傾姿勢で座ってもらってください。
うがいをして食べカスを洗い流したら、保湿のためにスポンジブラシで口の中を潤し、粘膜の傷や入れ歯の不具合がないか確認が必要です。
ブラッシングをする際は歯と歯茎の境目を優しく磨き、スポンジブラシを使用して頬の内側や上顎、舌の汚れを奥から手前に掻き出すといいでしょう。
耳の下や顎の下の唾液腺をやさしく押してマッサージすることで、唾液の分泌を促し乾燥を防いでください。
ただし注意が必要な点もいくつかあります。
まずは、乾燥した状態で無理に磨くと出血の原因になるため、気を付けましょう。
水分が多いと誤嚥してむせやすいため、必要ならとろみ剤を使用してください。
また、痛みや口内炎がある場合や入れ歯が合わない場合には、歯科医師に相談が必要です。
健やかな毎日を過ごすためにも、毎日の口腔ケアを欠かさず行いましょう。
毎日の少しずつの積み重ねが食べる楽しみを守り、健康寿命を延ばすことにつながります。
まとめ
ご年配の方の口腔ケアでは、汚れを落とす清掃のみならず、口内を潤す保湿も必要です。
柔らかい歯ブラシやスポンジブラシを使用して丁寧なケアを習慣化しましょう。
入れ歯を使用している場合は毎食後に取り外して汚れを洗い流し、就寝前に入れ歯洗浄剤を使用して水や洗浄剤の中で保管しなければなりません。
うがいをして食べかすを洗い流し、むせる場合にはとろみ剤なども使用して誤嚥を防ぎましょう。