歯科医院で受けられる検査の中には口腔がん検査があります。
まだ受けたことがないという人も多いでしょう。
がんの検査にはさまざまなものがありますが、口腔がん検査はがんの有無だけでなく、口内の異常も発見できるのです。
口腔がん検査を受ける重要性を解説します。
口腔がん検査はなぜ重要?
病気の中でもがんは特に有名で、肺がんや肝臓がん、膵臓がんなど内蔵に発生するもののほかに、皮膚がんのように体の表面に生じるものもあります。
口内の舌や喉、唇、歯肉などの組織に発生するがんを口腔がんといいます。
肺がんや胃がんなどに比べると、あまり知られていないかもしれません。
しかし、世界的にはがんの中でも死亡原因の上位に位置しています。
特に男性の発症率が高く、日本でも罹患率は年々増加傾向にあり、死亡者数も多いのです。
口腔がんの原因となるのは喫煙や過度な飲酒、口内環境の悪化などが挙げられます。
特に飲酒や喫煙を長期間続けると、リスクが高まるのです。
口内環境が悪化すると細菌やウイルスが増殖し、免疫力が低下してがんになるリスクが高まります。
近年いわれているのが、口腔がんとヒトパピローマウイルス(HPV)感染との関連性です。
さまざまなリスクに長期間さらされることで、口腔がんは進行していきますが、初期段階では症状がほとんど表れません。
そのため、自覚症状がないまま気づいたときには進行し、治療が困難になるケースが多いのです。
口腔がん検査を行うと、初期段階でがんを発見して治療を開始できます。
それにより、治療の選択肢を増やすことができ、予後も大きく改善されるため、検査を受けることが重要です。
早期に治療を始めれば、完治してから再発する可能性も少なく、生活の質を向上させることもできます。
歯科医師は多くの人の口内を観察しているため、口内に異常があれば気づきやすく、口腔がんの初期段階での兆候も発見し、適切な対応が可能です。
口腔がん検査の方法
口腔がん検査を行う場合、まずは口内を視診して病変がないかを確認します。
また、粘膜や歯肉を触診し、腫れや硬化している部分の有無をチェックするのです。
特に重点的なチェックが必要なのは舌の裏や頬の内側、歯肉のすみなどです。
さらに、顎の下を触ったり口内の粘膜を軽く引っ張ったりして、リンパ節も確認します。
必要なら組織検査やCTスキャン、MRIなどを用いた詳細な検査も行い、がんの転移や進行状況などを確認することがあるでしょう。
口腔がん検査は年1回程度の頻度で受けることが推奨されていますが、リスクが高い場合には、数カ月おきに受けましょう。
口内に異常があると感じるときや、しこり、潰瘍などが見つかったときは、なるべく早く検査を受けてください。
まとめ
世界的にみた場合、口腔がんはがんの中でも死亡原因の上位に位置し、日本でも患者数が増えつつあります。
そのため、口腔がん検査を受ける重要性が高まっているのです。
口腔がんは飲酒や喫煙、口内環境の悪化などが原因で発症する可能性があり、HPV感染も発症リスクを高めるといわれています。
しかし、早期発見できれば、再発リスクは下がるのです。
口腔がん検査では口内の視診や触診を行い、必要であれば、より詳細な検査を行うこともあります。