こんにちは。 歯科医師の杉山冠楠です。 開業してからあっという間に1ヶ月が経ちました。 内覧会ではたくさんの方に来院していただきありがとうございます! 予防歯科のことや院内設備、普段見せることが出来ない滅菌コーナーなど見ていただきました。 まだまだ紹介したいことがたくさんありますので、八王子きずな歯科についてドクターブログとスタッフブログ、QandAを定期的に挙げていく予定ですので、参考にして頂けたら幸いです。 まず八王子きずな歯科の紹介をしようと思います。 当院では治療にしない、させないための予防をコンセプトに治療を行います。 多くの治療中心の歯科医院とは違い、治療が終わったら終了!ではなく治療の終了がスタートと考えています。 そのため、初診時の時間を長めに(1時間程度)取らせていただき、しっかりとしたヒアリングと資料採りを行わせていただきます。 主たるお悩みが落ち着いたら、虫歯や歯周病のリスク検査を行っていきます。 当院で行う主な検査項目といたしましては以下の通りです。 ・レントゲン撮影 ・口腔内写真 ・歯周ポケット検査 ・位相差顕微鏡 ・PCR(プラークコントロールレコード) ・SMT(唾液検査) 聞き慣れない検査もあると思うので、具体的に説明します。 レントゲン撮影とは、主に2種類ありまして、部分的なレントゲン写真を撮ることで、目で見ただけでは分からない歯と歯の間の小さい部分の虫歯や、歯周病の歯石の付いている箇所、その歯ごとの骨の減り具合、力のかかり具合、また歯の根っこの状態などが分かります。 全体的なレントゲン写真では、顎の関節の状態、親知らずの位置関係、全体的な骨の状態などが分かります。 位相差顕微鏡とは、リアルタイムにお口の中にある細菌を観察できるすごい顕微鏡です! 口の中には何十億と数えきれないほどの細菌がいます。害のない常在菌がほとんどですが、菌の多さや活動性、歯周病の原因になる細菌を観察することができます。 うねうねヘビのように動いている細菌が歯周病細菌で「スピロヘータ」と呼ばれています。 20代、30代の方でも歯周病細菌がいる方は早めの歯周病治療が必要になります! 実際に自分の口の中の細菌を目の当たりにすると、歯磨きだけでは足りないことがわかると思います。 やはり大事になってくるのは歯科医院でのプロフェッショナルケアです! その方の状態にもよりますが、2ヶ月から6ヶ月で衛生士によるプロケア、超音波で歯茎の中までお掃除や消毒を行う必要があります。 位相差顕微鏡は初診もしくは2回目で行いことが多いです。定期的に確認することも出来ますので、お声がけください! 次回SMT唾液検査についてお話しします。