当院では歯を残す治療に全力を尽くします。しかし、歯がそれでも残せないというケースも残念ながらございます。 その際に、皆様に気をつけていただきたいことがございます。 それは、歯が抜けたまま放置をしないということです。放置をしてしまいますと様々なデメリットがあります。 もちろん、「今不便ではない」「痛くはない」ということは理解できます。 しかし、10年、20年先を考えると必ず色々な不便を引き起こすことになってしまいます。 当院では、歯が抜けた方に対して様々なご提案をさせていただいております。
歯が抜けた方への三つの提案
インプラント | ブリッジ | 入れ歯 | |
---|---|---|---|
安定性 |
◎
・安定性がある |
△
安定性はあるが限界がある(7〜8年) |
△
調整や作り変えの必要がある |
違和感 |
◎
違和感なし |
◯
ほぼ違和感なし |
×
違和感・異物感あり |
咬合力 |
◎
天然歯と同様に噛める |
◯
ほぼ天然歯と同様に噛めるが、過度な負担は加えられない |
×
・噛む力は劣る |
審美性 |
◎
優れている |
◎
優れている |
×
劣る |
歯への影響 |
◎
全く無い |
×
隣接する健康な歯を削る必要がある |
×
歯を削る事はないが、バネをかけている歯などへの負担が大きい |
治療本数 |
◎
多くても可能 |
×
欠損数が多いと不可能 |
◎
多くても可能 |
手術 |
×
外科手術が必要 |
◎
必要なし |
◎
必要なし |
治療期間 |
×
2ヶ月〜1年期間必要 |
△
比較的短時間 |
△
比較的短時間 |
経済性 |
×
保険適用外 |
◯
保険適用可能 |
◯
保険適用可能 |
インプラント | |
---|---|
安定性 |
◎
・安定性がある |
違和感 |
◎
違和感なし |
咬合力 |
◎
天然歯と同様に咬める |
審美性 |
◎
優れている |
歯への影響 |
◎
全く無い |
治療本数 |
◎
多くても可能 |
手術 |
×
外科手術が必要 |
治療期間 |
×
2ヶ月〜1年期間必要 |
経済性 |
×
保険適用外 |
ブリッジ | |
---|---|
安定性 |
△
安定性はあるが限界がある(7〜8年) |
違和感 |
◯
ほぼ違和感なし |
咬合力 |
◯
ほぼ天然歯と同様に咬めるが、過度な負担は加えられない |
審美性 |
◎
優れている |
歯への影響 |
×
隣接する健康な歯を削る必要がある |
治療本数 |
×
欠損数が多いと不可能 |
手術 |
◎
必要なし |
治療期間 |
△
比較的短時間 |
経済性 |
◯
保険適用可能 |
入れ歯 | |
---|---|
安定性 |
△
調整や作り変えの必要がある |
違和感 |
×
違和感・異物感あり |
咬合力 |
×
・咬む力は劣る |
審美性 |
×
劣る |
歯への影響 |
×
歯を削る事はないが、バネをかけている歯などへの負担が大きい |
治療本数 |
◎
多くても可能 |
手術 |
◎
必要なし |
治療期間 |
△
比較的短時間 |
経済性 |
◯
保険適用可能 |
インプラントのメリット・デメリット
インプラントのメリット
・残っている歯に負担をかけない(残っている歯を守ることができる)
・強く、違和感なく噛むことができる
・取り外したりする手間がない
・自然で美しい口元に仕上がる
インプラントのデメリット
・治療費が高額になる
・治療期間が長くなる
・天然の歯と同様に、ケアをしないと歯周病になり、抜けてしまうおそれがある
ブリッジのメリット・デメリット
ブリッジのメリット
・固定されるので、入れ歯の様に動かない
・保険治療適用のブリッジの場合、価格を抑えられる
・歯を削るのみで治療ができるので、手術が必要ない
ブリッジのデメリット
・ブリッジの支えとなる歯を削らなければならず、支えとなった歯は負担が増えるので、もともと健康であった歯の寿命を損なうおそれがある
・保険治療適用の場合、銀歯とプラスチックの素材で作られるので、見た目が悪い
・ブリッジと歯茎の間に食べかすが詰まりやすく、虫歯や歯周病の原因になりやすい。
入れ歯のメリット・デメリット
入れ歯のメリット
・治療を短期間で行うことができる
・保険適用の入れ歯の場合、価格を抑えられる
入れ歯のデメリット
・噛む力が、天然の歯と比べて、7割〜8割弱くなる
・クラスプと呼ばれる留め具を掛けた歯に負担がかかり、痛めてしまうおそれがある
・総入れ歯の場合、口全体を覆うので、食べ物の味や温度を感じづらくなる
・入れ歯が合わないと、痛かったり、噛めなかったりする