こんにちは。アシスタントの秋谷です。
先日、ストローマンアシスタントセミナーへ当院の歯科衛生士と3名で参加してきました!
ストローマンとは
ストローマンは世界最大のインプラントメーカーで日本国内でも最大シェアを誇ります。
セミナーではインプラントの歴史や材料、天然歯との違いについて、術中介助の方法や器具の消毒滅菌、また術後のメンテナンスについて学ばせて頂きました。
アシスタント向けだったのでとてもわかりやすく勉強になりました。
私は八王子きずな歯科が開院されるにあたって歯科感染管理者の資格をとりました。
今回のセミナーで学んだことを普段の医院の感染対策にも活かして、患者さまが安心してインプラントオペを受けられるよう消毒・滅菌ついてお話させていただきます。
インプラントオペの消毒・殺菌
①浸漬洗浄
液に浸して汚れを除去する方法です。血液や唾液などの目に見えないタンパク質を薬液を使って分解させます。
②超音波洗浄
超音波の機械で超音波を発生させることで、液体の中の細かな振動で汚れを落とす方法です。
③消毒
グルタラールや次亜塩素酸系、アルコール系等を用いて科学的消毒を行っています。細菌の量を減らし、人体に有害な微生物の感染性をなくす方法です。
④滅菌
あらゆる微生物やウイルスを殺滅または除去することです。高温の滅菌器 121°~134°で滅菌するので安全で確実な方法です。
インプラントオペは外科処置のため術中の滅菌対策が重要です。
インプラント体を埋入した部位が細菌に感染すると炎症が起きてしまい、骨結合ができなくなり、後々大きなトラブルを引き起こす原因にもなります。
そのためオペ室や手術着、清潔域・不潔域の区別をしているかどうかは、治療成功の大切なポイントになります。
当院では、世界で最も厳しいとされているヨーロッパ基準のクラス B 滅菌レベルをクリアしているLisaという世界最高基準のオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を使用して器具を滅菌しております。
Lisaは器具の内部や細かい部分にまで蒸気を行き渡らせて滅菌を行うため、これまでのオートクレーブによる滅菌では行き届かなかったところまで、滅菌をすることができます。
また、滅菌できない部分やお部屋はしっかりと消毒を行い、空気清浄機を作動させ、手術着やグローブは滅菌されたディスポ(使い捨て)の物を使用するなど衛生管理は徹底しています。
インプラントオペだけでなく、感染対策をしっかり行い普段から安心して歯科治療を受けられるよう努めて参ります!
何かご不安な点などありましたらスタッフへお尋ね下さい。