矯正治療の中でも、自分で取り外すことができるマウスピース矯正は、衛生面にも優れていて人気があります。
子どもの矯正治療においては、インビザライン・ファーストとプレオルソが代表的な治療ですが、同じマウスピース矯正でもさまざまな違いがあります。
インビザライン・ファーストとプレオルソの、装置の使い方の違いを解説します。
インビザライン・ファーストの使い方
マウスピース矯正は、マウスピース型の矯正装置を装着して歯を動かします。
マウスピース型の矯正装置を使用するという点は共通していますが、使用するマウスピースの色や形状、装着時間などに違いがあります。
インビザラインで使用するマウスピースはアライナーといい、ポリウレタンでできています。
透明なので、装着していても目立ちません。
また、子どもが自分で外せるため、食事や歯磨きのときに取り外しておけば邪魔にならないでしょう。
1日の装着時間は20時間以上となっているため、装着したまま寝る必要がありますが、食事や歯磨きのときは取り外しても問題ありません。
ただし、取り外したまま外出しないように気をつけましょう。
プレオルソの使い方
プレオルソも、インビザラインと同じくポリウレタン製のマウスピースを使用しますが、色は透明ではなく青いことが特徴です。
また、上下のマウスピースが一体になっていて厚みがあります。
ただし、柔らかいためあまり邪魔になりません。
プレオルソも、子供が自分で外すことのできる装置です。
装着時間はインビザライン・ファーストよりも短く、寝る前の1時間と就寝中だけです。
学校に行くときなどは、取り外しておいても構いません。
矯正治療を受けると、装置が目立つことが気になる人は多いでしょう。
日中など、人目にさらされやすい時間帯に目立つ装置を装着することを恥ずかしく思う人は少なくありません。
プレオルソは青いマウスピースなので、装着しているときにかなり目立ちます。
ただし、外出中に装着する必要がないため、気にはならないでしょう。
マウスピースの装着時間に関しては、プレオルソの方がかなり短く、外出の際に外しておくことができます。
目立たないように矯正治療をしたいという方に特におすすめです。
まとめ
インビザライン・ファーストとプレオルソは、マウスピース型の矯正装置を装着する際の使い方や時間などが異なります。
マウスピースは、1日の装着時間の目安が定められていて、目安の時間を下回ると十分な効果を発揮しにくくなります。
プレオルソの場合は、装着時間は就寝前の1時間と就寝中だけです。
そのため、インビザライン・ファーストよりも装着時間を大幅に短縮しているといえるでしょう。