さまざまな種類がある矯正治療の中でも人気があるのが、マウスピース矯正です。
大人の場合はインビザライン、子どもの場合はプレオルソが代表的でしたが、インビザラインにも子ども向けのインビザライン・ファーストが登場しました。
インビザライン・ファーストとプレオルソの治療にかかる期間の違いについて解説します。
インビザライン・ファーストの治療期間
矯正治療は、一度始めたらずっと続けなければならない、というわけではありません。
矯正治療の目的は、歯を動かして正しい位置にすることなので、歯を目的の場所に動かすことができれば治療は完了します。
矯正治療には、使用する矯正装置の違いからいくつかの種類があり、歯を動かすのにかかる治療期間もそれぞれ異なります。
インビザライン・ファーストの場合、どれくらいの治療期間が必要なのでしょうか?
インビザライン・ファーストの具体的な治療期間は、歯が正しい位置からどのくらい離れているか、また、何本の歯を動かすのかによって異なります。
動かす範囲と本数が多いほど、治療には長い期間がかかるのです。
インビザライン・ファーストの治療にかかる期間は、最大で1年半です。
ただし、治療を終えた後も保定を行って、経過観察を続ける必要があります。
治療を終えた後に、成人矯正に移行して続けるケースもあるので、必ずしも終わるとは限りません。
プレオルソの治療期間
プレオルソも、インビザラインと同じマウスピース矯正の一種ですが、透明なインビザライン・ファーストと違い、青いマウスピースを使用します。
原材料はインビザライン・ファーストと同じですが、上下一体型であるため、形状は異なります。
プレオルソの場合、歯並びを整えるための治療期間は12ヶ月~24カ月が目安です。
また、治療期間中は4ヶ月に1回のペースで歯科医院を受診することになります。
歯科医院を受診する主な目的は、経過観察です。
マウスピースに違和感があるなど、何か不具合があった時は調整を行って、治療の効果が最大限に発揮されるようにします。
まとめ
子どもの代表的なマウスピース矯正といえばプレオルソでしたが、インビザラインにも子ども向けのインビザライン・ファーストが登場したため、どちらにすればいいかと悩む人もいるでしょう。
インビザライン・ファーストとプレオルソは、治療にかかる期間が異なります。
プレオルソの方が長くかかることもありますが、治療後に保定が必要なことも多いため、トータルの期間にあまり違いはないでしょう。