
口内炎にはいくつかの種類があり、最もよくみられるのがアフタ性口内炎です。
アフタ性口内炎になった場合、具体的にはどのような症状がみられるのでしょうか?
アフタ性口内炎がどのような口内炎なのか解説します。
アフタ性口内炎とは?
口内炎という病気は、原因や症状が一種類ではなく、いくつかの種類があります。
中でもよくみられるものが、アフタ性口内炎です。
アフタとは、口内にできる、最大10mmほどの表面が白く浅い潰瘍性の粘膜変化のことをいいます。
口の中の粘膜でも特に、唇の裏側や歯茎、舌などの粘膜にできてしまうことが多いでしょう。
できた場合、食事や歯磨きで触れた際に、鋭い痛みを感じてしまいます。
また、酸味や辛味などの刺激が強い食べ物や熱い食べ物を口に入れたときは、特に痛みを感じやすくなってしまいます。
発生してから1週間ほど治療を受けることで治りますが、治療を受けても治らない場合には腫瘍が潜んでいるかもしれません。
また、治ってもすぐに再発するようであれば、糖尿病など他の疾患が原因となっていることもあるでしょう。
原因と治療方法
アフタ性口内炎の原因はさまざまですが、特に多いのが、ストレスや睡眠不足、栄養不足などによる免疫力の低下です。
口内を噛んだり入れ歯を装着したりした際に頬肉や歯肉にぶつけて傷ができると、ウイルスや細菌に感染してアフタ性口内炎が発症することもあるでしょう。
また、女性が発症する場合は生理前など、ホルモンバランスが乱れている場合が考えられます。
アフタ性口内炎は、根本的に対策するのが難しいため、発症してから治療する必要があるのです。
治療の際は、痛みを和らげるためにステロイド剤の塗り薬やスプレーなどが処方されます。
場合によっては、ビタミン剤やうがい薬などの内服薬が処方されることもあります。
この場合には、きちんと決められたタイミングで飲まなければなりません。
アフタ口内炎は治療して数日で治るわけではありません。
処方どおりに薬を服用すれば痛みを感じにくくなるため、しっかりと治療をすすめましょう。
アフタ口内炎を予防するためには、口内を清潔に保つことが重要です。
ほかに、寝不足やストレス、ビタミンB群が不足しないようにすることも大切です。
まとめ
口内炎にはいくつかの種類がありますが、特に多くみられるのがアフタ性口内炎です。
おおよそ1週間で治りますが、治りにくい場合には腫瘍が疑われます。
また、治ってもすぐに再発する場合は、糖尿病などの疾患があるかもしれません。
治療方法としては、処方された薬の塗布や服用などが主となるので、きちんと決められたタイミングで使用しなければなりません。