歯並びが悪くなる原因はさまざまですが、実は寝相と歯列は関係があるのをご存じでしょうか?
寝相によっては歯に圧力がかかるため、歯の位置がズレて歯列が悪くなってしまうケースがあります。
果たして、どのような寝相が悪いのでしょうか?
寝相と歯列の関係性について解説します。
歯列に影響を与える寝相
寝相が悪いと、顎や歯に圧力がかかってしまい歯列に悪影響を与えます。
頭の重さや顔への圧迫により、歯並びが乱れたり、顎関節症のリスクを高めたりすることがあるのです。
歯列と寝相は関係があるため、歯並びを悪化させたくない場合には、寝る姿勢に注意しなければなりません。
歯列に与える悪影響を最小限にとどめるべく推奨されるのは、仰向けで寝る姿勢です。
歯並びが悪くなる寝相として挙げられるのは、うつぶせ寝です。
顎に約4~5kgある頭の重さがかかると歯が圧迫されて前歯が内側に入るなど、歯並びを悪化させる可能性があります。
横向き寝も悪影響がある寝方です。
顔が枕に圧迫されて特定の側の歯や顎に負担がかかるため、歯並びが歪むことがあるでしょう。
また、寝相が悪いために口呼吸となり、出っ歯や歯並びの悪化につながることがあります。
歯列への影響を防ぐには?
寝相が歯列に与える影響を防ぐためには、仰向けで寝る習慣をつけることが大切です。
仰向け寝は顎や歯への負担が少なく、口呼吸を防ぐため、歯列を整える上で最も良い寝方とされています。
適切な寝具を選ぶことも重要です。
特に適切な枕を選ぶことは大切で、頭や首が正しい位置に保たれ、顎へかかる負担を軽減できます。
普段の寝相が気になる場合は、定期的に歯並びや顎の様子をチェックし、早いうちに矯正歯科に相談してください。
長期間の寝相のクセは、顎の成長や歯並びに大きな影響を与えます。
特に子供の成長期は注意が必要で、不適切な寝相が歯列の歪みにつながってしまうでしょう。
もし歯並びに悩みがあったり寝相に心当たりがあったりするようであれば、矯正歯科で相談してください。
まとめ
寝相と歯列には関係性があります。
寝相が悪いと歯に圧力がかかり、歯列が乱れてしまうことがあるため、注意しなければなりません。
寝相が悪い場合は改善が必要です。
特にうつぶせ寝や横向き寝は歯列に悪影響があり、口呼吸のみならず、出っ歯などの原因になることもあるため、仰向け寝が推奨されています。
子どもの寝相は歯並びに大きな影響を与えるため、歯並びや寝相に問題がある場合には、矯正歯科で相談しましょう。