
歯の色を鏡で見たとき、一部だけが黒くなっていることに気が付いたという人もいるでしょう。
歯が全体的に変色するのではなく、一部だけが黒くなる場合、何が原因なのでしょうか?
歯の色の一部だけが黒くなる原因について解説します。
歯と詰め物の境目が黒くなるケース
虫歯の治療で歯を削ったとき、削った範囲によっては詰め物で穴を塞ぐというのが一般的です。
しかし、詰め物が入っていると、歯との境目の部分が変色し、歯の一部だけが黒くなることがあります。
黒くなる原因には、着色汚れもあります。
しかし、詰め物の素材によっては経年劣化が原因となることもあるのです。
詰め物は、レジンであれば耐久年数は3年ほど、銀歯であれば6年ほどといわれています。
着色汚れの原因になりやすい飲食物には、コーヒーや紅茶、赤ワイン、チョコレート、カレー、緑茶などが挙げられます。
豆腐や豆乳のように白い食品でも着色汚れの原因になることがあるため、注意してください。
また、虫歯によって歯の一部が黒くなっていることもあります。
冷たいものや熱いものが歯に染みる場合には、虫歯の可能性が高いでしょう。
虫歯の場合、早い段階で治療できれば完治するまでの期間も短くなります。
歯の健康を守るためにも、なるべく早く治療を受けましょう。
一部が黒くなった場合の対処法
詰め物と歯の境目など、歯の一部が黒くなっていることに気が付いた場合は、どのように対処すればいいのでしょうか?
まずは原因が虫歯なのかどうかを確認するためにも、なるべく早く歯科医院を受診してください。
虫歯が原因で黒くなっている場合には、放置しているとどんどん悪化してしまい、抜歯の危険性も高まります。
詰め物と歯の境目が変色している場合には、詰め物を交換することで改善されるケースもあります。
詰め物にはさまざまな素材があるため、必要に応じて今までとは違う素材、自由診療の素材なども選択肢に入れた方がいいでしょう。
着色汚れなどが原因の場合は、ホワイトニングを受けることで歯を白くすることができます。
まとめ
歯の一部だけが黒くなっている場合、原因として考えられるのは、着色汚れ以外にも、詰め物が原因であるケースや虫歯があるケースなどが考えられるでしょう。
詰め物が劣化すると、歯と詰め物との境目が黒ずむことがあるため、必要があれば詰め物の交換も考える必要があります。
虫歯が原因の場合、早い段階で治療できれば治療期間も短くなります。
虫歯の疑いがある場合は一度診察を受けた方がいいでしょう。